X線作業主任者

X線作業主任者の計算問題を解説。(過去問2017年10月)私はこう解いた。

投稿日:2017年10月28日 更新日:

こんにちは、X線作業主任者試験に2017年1月に一発合格しました。

ここでは、公表されているX線作業主任者試験過去問の計算問題を扱い、私の解き方をお伝えしていきます。

この記事がみなさんのお役立ちとなれれば幸いです。

X線作業主任者試験 過去問 解説

過去問 2017年10月 管理 問1

この問題、数年分の過去問を解いていると解かるのですが、よく出てきます。なので解けるようになりましょう。

理屈は抜きにして、解けるようになってほしい。そして自信をつけてほしいと思います。

まず問題文を読んで、下の式に当てはめてみてください。求めたいのは焦点からQ点までの距離ですから、Q点までの距離をXとしましょう。

 

 

当てはめられましたでしょうか。

当てはめるとこうなります。

時間の単位は秒[s]から時間[h]に変更しますので、3600で割ります。

この式を計算したらQ点までの距離は約21.9mとなりました。

問題は管理区域の境界線の外側になければいけませんので、21.9mより遠い中で最も短いものを選択します。

なので(3)が正解です。

この問題は下の式に当てはめれば解けます。なので、式を覚えましょう。

それと覚えなければならないのは、管理区域の境界線の線量です。

管理区域の境界線の線量率は3ヶ月で1.3mSvです。

なぜこの式になるのかは別で解説したいと思います。ただ計算問題を解けるようになるには、まず上の式を覚えましょう。

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過去問 2017年10月 管理 問2

この問題もよく出ます。なので、解けるようになりましょう。

この問題文を分けて考えます。

あるX線装置のX線管の焦点から1m離れた点における1cm線量当量率は12mSv/minであった。このX線装置を用いて、厚さ8mmの鋼板及び厚さ40mmのアルミニウム板にそれぞれに別々に照射したところ、透過したX線の1cm線量当量率は3mSv/minであった。

まず、この問題文から鋼板とアルミニウム板の半価層を求めます。問題文にもそれぞれに別々にと書いてありますね。

半価層って何?と思われた方、半価層も試験に出ますので覚えましょう。

半価層とは、ある物質にX線を透過させたときにX線の線量率が1/2となる物質の厚さのことです。

この問題は関係ありませんが、半価層を覚えるついでに1/10価層も覚えておきましょう。

1/10価層とは、ある物質にX線を透過させたときにX線の線量率が1/10となる物質の厚さのことです。

少し逸れましたが、

半価層の求め方は下の式を使います。

 

この式に当てはめて鋼板の半価層を求めましょう。

 

当てはめて計算するとこうなります。

ということで、鋼板の半価層は4mmです。

続いてアルミニウム板の半価層も求めましょう。

実際に式に当てはめて計算してみてくださいね。自分で解くことで覚えていってください。

当てはめて計算するとこうなります。

ということで、アルミニウム板の半価層は20mmです。

 

鋼板とアルミニウムの半価層を求めましたので、この問題を解いていきます。

次は最初の文と残りの問題文から解いていきます。

あるX線装置のX線管の焦点から1m離れた点における1cm線量当量率は12mSv/minであった。〜省略〜  厚さ10mmの鋼板と厚さ30mmのアルミニウム板を重ね合わせて40mmとした板に照射した場合、透過後の1cm線量当量率の値として、最も近いものはどれか。

今度は「それぞれに別々に」ではなく「重ね合わせて」となっています。

この場合はこの式に当てはめます。といっても同じように掛け算しているだけです。

この式に当てはめます。当てはめるために、記号を下のように決めました。

先ほど求めた半価層の値もいれて、式に当てはめてみてください。

 

当てはめるとこうなります。

透過後の線量率は0.75mSvとなりました。なので、この値に最も近い(3)が正解です。

この問題の解き方をまとめます。

まず、使った式は2つです。

 

問題文を読み、2つに分けて考えましたね。

1つ目の問題文から

それぞれの物質に照射した場合の透過後の線量率が判っていましたので、透過する物質か1つの場合の式を使って半価層を求めました。

2つ目の問題文から

物質を合わせて照射した場合の透過後の線量率を求めるものでしたので、透過する物質が2つの場合の式を使って問題を解きました。

どうでしょうか。分かりましたでしょうか。これを読んだだけではできるようにはなりませんので、自分で解いてみてください。何度も解くことで理解が深まります。

また別の問題も解説していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

それではX線作業主任者試験合格に向けてがんばってください。

他にも過去問を私なりに解説していますので、ぜひ、ご覧下さい。

 

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