こんにちは、ダウン症児(次女4歳)の父です。三姉妹の父でもあります。
次女がダウン症であることを告げ、幼稚園の入園を希望したときに、園長先生が「加配の先生をつけましょう」と言われ、初めてその言葉を知りました。
加配(かはい)とは?
加配の先生は発達障害の子の担当となり、1日保育をしてくれます。障害児1〜3人に対して加配の先生が1人ついてくれます。
障害児の人数に対して付く加配の先生の人数は幼稚園や保育園により違ってくるようです。
どんな子が対象?
基本的には医師から診断を受けて障害があると認められ、療育手帳を持っている子が対象となります。
実際は障害とまではいかないまでもグレーな子は多くいるようです。
他の子に怪我をさせたり、集団生活に全くついていけなかったりする子には、保育園や幼稚園の判断で加配を付ける場合もあります。
加配の先生(加配保育士)
担任の先生は中心となってクラスを運営していきます。
加配の先生はその中で特定の子を援助しクラスの流れについていけるよう促したり、脱線してしまいそうなときに自然に元に戻すような役割を担っています。
加配の先生はどんな人がなれる?
加配の先生は加配保育士という職種になります。加配保育士の必要な資格は保育士のみです。場合によっては保育士の資格がなくても加配担当となることもあるようです。
加配の先生だからといって、障害に対する専門知識を必ずしも持っているわけではないということです。
ですが、担任の先生がスムーズなクラス運営をするのには欠かせない存在であり、障害児の親にとっては心強い存在です。
加配の先生も悩み、思考錯誤する
保育士一年目に加配を担当した方の記事です。
経験のある加配の先生もいれば、初めて加配の先生となる人もいます。障害は様々であり、先生も悩み、思考錯誤しながら向き合ってくれています。
私の娘はダウン症で今年の4月から幼稚園に入園し、加配の先生についてもらいます。入園式では泣きじゃくる娘を加配の先生が抱っこしてくれて、いつのまにか寝ていました。
子供を預ける親としてできる限り娘のことを伝え、また家で協力できることはしようと思っています。
担任の先生、加配の先生とよく話をすることがすごい大事だなと思っています。そうすることで、娘も先生も親も良い関係になっていくと思います。
入園式の後、担任の先生と加配の先生が話をしてくださり、最後に「何かしてほしいことや必要なことがあれば言ってください」という言葉を頂きありがたく感じました。
幼稚園に行くことに不安をかかえていた親にとってはとても心強い言葉でした。
幼稚園に入れた理由
次女は2歳の頃から療育に通い、4歳となり療育の先生とも相談して幼稚園に入れることにしました。集団生活を送ることで得られるものは大きいと判断したからです。
幼稚園という大勢の子供の中で「もまれる」ことで刺激を受け、家では見られない成長をみられる。
他の子と同じように自分もやってみたいという意欲につながる。
集団生活に慣れることができる。
幼稚園に入れることに不安はありました。しゃべれない、トイレに1人でいけない、お友達に迷惑をかけるかもしれない。
この状況を伝えると入園をやんわり断られる幼稚園もありました。
「加配の先生を付けましょう」と言ってくれた園長先生がいて、幼稚園を見つけられて本当にありがたく思いました。
次女の幼稚園生活はこれからです。どんな生活を送るか判りませんが、先生方と協力してより良い園生活を送れるようにしていきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
PS
幼稚園での生活について記事もありますので、ぜひご覧ください。ちなみに娘は1学期が終わる頃には加配の先生が大好きになっていました。
ダウン症の娘の幼稚園生活スタート、療育に通っていたので比較的スムーズに。
ダウン症の娘の幼稚園生活、3日目と4日目。行くときはショボショボ歩く。
ダウン症の娘の幼稚園生活、5日目と6日目。だいぶ慣れたようです。