ダウン症育児

療育とは、ダウン症の娘の療育施設での生活や様子。療育の先生は怒らない?

投稿日:2018年4月28日 更新日:

こんにちは、三姉妹の父です。次女はダウン症で4歳となりました。療育には2歳頃から通っています。

下枠のように年齢が上がるにつれて療育の回数と一緒に受けるクラスの人数も変わっていきました。

療育を受ける年齢と回数と人数

○2歳〜3歳
回数︰月2回
人数︰ダウン症の子と2人

○3歳〜4歳
回数︰週2回
人数︰ダウン症や自閉症、発達障害な子たちの5〜6人

○4歳〜
回数︰毎日
人数︰ダウン症や自閉症、発達障害な子たちの6〜7人

また今年の4月から幼稚園(年中)にも通い、週の月火水は療育に木金は幼稚園に通っています。

今回は療育施設での生活や様子をお伝えしていきたいと思います。

幼稚園での生活はコチラ
▷▷ダウン症の娘の幼稚園生活スタート、療育に通っていたので比較的スムーズに。

療育とは

療育とは、医療と保育を合わせたものです。障害のある乳幼児や児童に対して、日常生活を送る上で困難なことがないよう、1人ひとりの個性や体質に合わせて行われる「教育的援助」です。

参照︰ダウン症のすべてがわかる本

ダウン症の場合は生後すぐに検査する方が大半です。比較的早く診断されるため、他の自閉症や発達障害の子とは異なり、早期から療育を行なうことができます。

 療育施設での生活や様子

◎療育では何をするの?

療育では毎日同じことを繰り返しています。その中で療育プログラムをこなし、個人に合わせて成長を促していきます。

娘の療育での1日の流れを記載します。

療育の1日の流れ

  1. 朝のルーチンワーク
  2. その日にやる療育プログラムの確認
  3. 療育プログラム(絵を書く、風船で遊ぶ、粘土で作る、音楽療法など)
  4. お昼ご飯
  5. 帰り支度

この流れは基本的に変わりません。変わるのはその日にやる療育プログラムの内容になります。

必ず療育プログラムに入る前に、その日にやる内容を絵や写真を使いみんなで確認するそうです。

朝のルーチンワークを簡単にまとめました。当たり前の内容なのですが、繰り返しやることで習慣にしていくそうです。

朝のルーチンワーク

  1. くつを脱ぐ。
  2. くつを下駄箱に入れる。
  3. 部屋の入口にある自分の写真のカードを取る。
  4. 部屋に入る。
  5. 自分の写真のカードを決まったところに貼る
  6. 出席カードにシールを貼る
  7. 連絡帳を出して専用のボックスに入れる。
  8. タオル、歯磨きセットを決まったところにかける。
  9. 部屋を移動
  10. おもちゃで遊ぶ
  11. 開始時間になったらクラス毎に移動

◎成長していた娘

朝のルーチンワークでバックから連絡帳を出すところなどはまだ手伝う必要がありますが、毎日同じことをしていて習慣になっていました。やることを分かっていて自らどんどんやっていました。

毎日療育に行く妻はもしかしたら判らないかもしれないですが、たまに見に行く私は娘の成長を感じました。

◎親との分離

療育を受け始めた頃は親と一緒です。だんだん慣れてきて大丈夫かなという子は親と分離する時間を取ります。

最初の分離の時間は1時間程度です。子供が泣いてどうしようもないときは時間に限らず戻ります。

少しずつ時間を伸ばしいき、最終的には朝のルーチンワークをしたら分離してお迎えまでとなります。

娘の場合は最初は泣くけど、少ししたら泣き止んで普通に遊んでいようです。

療育の先生が怒らないのはどうして?

療育施設での様子を見ていて思うことがあります。それは、子供がしてはいけないことをしても先生は怒らないということです。

その理由には、自閉症や発達障害の子は他の一般の子とは違うということが言えるようです。

してはいけないことをしたときに、一般の子と同じように怒っても、伝わらないし、心に傷を残すつくだけのようです。

◎療育の実際の原則

数々の自閉症や発達障害の子供の臨床に携わり、多くの保育の現場で勉強会をしてきた児童精神科医の佐々木正美先生という方がいました。その先生は療育の実際の原則として下記のように伝えています。

できるだけ正確な診断と評価のうえで、意味や意思の疎通が図れるようなコミュニケーションの内容、水準、方法を心がける。

子供が不安を感じたり混乱しないで適応できるような、環境、教材、活動などを提示することを心がけて養育する。

そのため、視覚的、物理的構造化のアイデアを様々な程度、内容、方法で応用する。

自分達が用意したプログラムの場面に子供の適応を促すことよりも、できるだけ相手に合わせた環境を作ることの方に主眼を置く気持ちを絶えず心に留めることを重視する。

自閉症、発達障害の子供は、努力によって困難を乗り越えることに喜びを見出すことがあまりなく、むしろ困難や苦痛であったことを忘れることができないで、心に傷を残すことが少なくない。

できるだけ容易に課題や目的を達成することができるように導くことで、与えられた問題や活動に取り組む姿勢や習慣が、いわゆる後遺症的な問題を残さずに身に付くことが、他の一般の子どもとの違いである。

そして、療育や保育に取り組む人やその他の周囲の人への信頼を大きくしていくのが普通である。

保育園や幼稚園などで、多くの子供と一緒に集団の保育や教育がなされる場合には、できるだけ無理なく参加できる活動へ導くことに止めて、困難や適応を示す活動は無理強いをしないように配慮する必要がある。

一連の診断や評価の手続きは、どのような配慮の下にどのようなプログラムを組むことが有用であるか考慮するためのものである。(佐々木正美)

自閉症の子に携わってきた英国の児童精神科医師ウイングL、心理学者ハウリンPは下記のように伝えています。

「この子たちは、時間と空間の中に自分を位置づけることができない。だから、みんなの世界や文化の中に入ってくることができない。まず、私たちの方からこの子たちの世界や文化に近づき入っていく努力をしたうえで、初めて1人ひとりの手をとって、私たちみんなの世界や文化に入ってくる道筋を示してやることができる。」

(児童精神科医師ウイングL)

「自閉症の子供はたちはら自分の周囲で起きていることの意味がよくわからない。また、時間の推移や何が起きるのかを想像することができない。さらに、自分の意思を伝えることがうまくできない。しかも、このような困難な状況から逃れるための想像力を働かせることができない。」

(心理学者ハウリンP)

こういう考えがあっての先生の対応なのだろうと思います。勉強すると奥が深いなと思います。

そういう場でお世話になっている訳なので、正しい知識を身につけていきたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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