ドラえもん

映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝 あらすじ、レビュー

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http://www.tv-asahi.co.jp/doraemon/movie_collection/

「ぼくらの希望が 未来を動かす。」

【あらすじ】

のび太は、裏山から拾ってきた小さな苗木に、「植物自動化液」をかける。自由に動き回ることができるようになった苗木をキー坊と名づけたのび太は、自分の弟のようにかわいがっていた。
そんなある日、キー坊と共に裏山に行くと、突然、雷が鳴り、大きな渦が出現。みんなその渦に巻き込まれてしまう。
みんながたどり着いたのは、植物が支配する“緑の星”だった…。

【主題歌】絢香『手をつなごう』

【予告編】

【レビュー1】

色々な方面でイマイチな評価を受けてるこの作品ですが
全体的には決して悪い作品では無いです

ゲストキャラとの絆,友情という面では歴代最高の評価を与えても良いぐらい

巨人登場からしばらくを除き作品全体に漂う優しい空気を気に入れば傑作と思えるかもしれません
まぁ各評価見た感じ多くの人にとってはただダルいだけなんでしょうし
後半大人でも解りにくそうなシーンがあったりして
イマイチだったと感じるのも理解できなく無いですが…

キー坊の話が元ネタなので、環境問題について押し付けがましい説教やるかと思えばそんな事も無く
でも子ども達にちゃんと「自然を大切にしよう」と伝え
「地球人は緑を破壊するダメな奴らだ!」と言う植物星人に
キー坊やリーレと一緒に「今はそんな事無いんです、もう少し時間をください」と言えるように作られてます

各キャラの見せ場は地味ながら大切で良いシーンばかりだし
途中登場するある道具についてあれこれ考えるのも楽しいです

まぁとりあえず見て損はしないと思います
どうせ買うならこのスペシャル版で

【レビュー2】

TV版の演出を見ていると、見ている人間を「泣かせる演出」を非常に心得ているし、現在では訴えるテーマの為の時間もたっぷり取るように編成が変更されている。

映画版では、藤子不二夫の時代にはその平和的で優しい思想から実現は出来なかったであろう、切れのあるアクションシーンも垣間見れる。

例えばリメイク版『魔界大冒険』での、隕石をひらりマントでぎりぎりでよける描写などはスリリングで迫力ある演出となっている。

おそらく実写の映画のアクション演出をよく研究していたのだろう。

しかし、この作品についてはストーリー上の流れや演出に疑問を感じる。

まず、物語を引っ張る要因の解決が見えてこない。

なぜ、キー坊が巨人復活の鍵だったのかがあまり説明されず、観客を置いてけぼりにしてしまう。

キャラ設定や舞台装置については、元々短編の物語を映画に広げるに当たって「スターウォーズエピソード1」、宮崎駿の「風の谷のナウシカ」、「もののけ姫」からイメージを借用、というかパクっている。

あまりにも露骨過ぎてそこにオリジナリティーは感じられない。

今回のヒロインの葛藤(両親を失った悲しみや孤独)も上手く活かされず、その葛藤を突きつける相手がのび太なのか、しずかちゃんなのかはっきりしない。

クライマックスでのやりとりを見ていると、のび太がキー坊を救おうとする様子を見せて、彼女の心に変化が起きることを見せたいのだろうが、「のび太と鉄人兵団」のリルルのような交流の積み重ねがそれまでにない上に、キー坊を救おうとする様子もちゃかしていてるので、見る側はしらけてしまう。

そして、なぜ、「緑の侵食」によって、地球どころか、侵略を仕掛けた彼らの星まで滅びかけ、なぜ、七色の花畑となって蘇ったのかを全てイメージで押し通そうとする部分も観客のことは考えていない。

その後もイメージの押し通しは続き、大木をかこんで、小さくなった主要キャストの面々と、悪役の大臣が楽しそうに遊ぶ様子は、頭を抱えたくなる。

さらに、のび太の名前の由来である大木のようにすこやかにというエピソードが、まるで語り手が、急に思い出したように挿入される。

声優陣に関しても疑問が残る。

『もののけ姫』のシシガミの位置に当たる三宅裕二が、自然と人間についてえらそうに説教するのは心地良くないし、キー坊の声も、予備知識がないと、演説の意味がわかってない棒読みと、「キー、キー」という金切り声に見てる側はいらいらしてくる。

その為、急に頭が良くなってたどたどしく地球代表として演説するのも失笑ものであり、「僕宇宙に行きます」にもまるで共感できず、「勝手にいけばいい」と思ってしまう。

ドラえもんとのび太以外のキャストの使い方も考え物だ。

『ブリキのラビリンス』ではドラえもんは一時不在、のび太としずかちゃんはサピオと迷宮(ラビリンス)へ、ジャイアンとスネオはナポギストラーが支配する帝国に潜入、と上手く役割分担ができていた。

劇中でのジャイアンとスネオの関係は、C-3POとR2-D2、あるいはバディ・ムービーに喩えることが出来る。

絶妙な漫才的掛け合いを見せつつも、結果として彼らの旅が強力な味方(サンタ・クロース)にたどり着くからだ。

今回の物語ではほとんど添え物であり、まるでキャラクターに恨みを抱いているかのような不細工な顔の表現が目立った。

新しいことに挑戦するのは決して悪いことではない。

しかし、「ドラえもん」というブランドを背負う製作者として、過去の映画版『ドラえもん』の優れたプロット、ストーリーテリング、キャラ設定とその役割をしっかりと研究した上で、新しいドラえもんの映画を生み出すべきだ。

それまでは過去の作品のリメイクに準じるしかない。

レビュー参照  https://www.amazon.co.jp

 

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